５周年

５月２１日

僕と菱田さんは岡崎にむかった

お祝いをしてくれるらしいのだ

サプライズパーティー

まずごっさんを乗せて三角さんを迎えに行く

そういえば菱田さんは三角さんのことをミスミンって呼ぶ

でも最近、間違えてミスマンって言った

あだ名的にはあっていると思うがどんだけの付き合いだよ・・・

そしてこちらが指定したサプライズの場所にむかう

お寿司である

ここでは２人が待っていてくれる

富さんと池田さん

まず僕は最近、富さんの実家をいじっちゃったからマジトーンで

「木戸くん、実家はダメだよ。池ちゃんもダメって言ってた。」

こうやって怒られる

“池ちゃんも言ってた”

なんと富さんらしい俺のバックにはこわい人ついてんだぞ！！！的な言い方である

この２人は本当に先輩後輩に厳しい

例えば

なぜか隣りの人と仲がよくなっていた

でも途中で力関係を変えたのだ

まず何故だかわからないけど話しかける

このあたりはこの２人のすごいところである

そして

「これ、食べますか？？」

って隣りの方が注文をしたものをすすめられる

この段階では

「大丈夫ですよ！！」

って遠慮をする

でも話していると隣りの人が三角さんと同級生ってわかる

そうだ

この人たちの言葉を借りるなら

「うちらが高３のときに三ちゃんは高１だからね！！」

２コ下ってわかったんだ

そしたら

「やっぱりもらおうかな！！」

って言い出す

こんな２人だ

途中、飽きちゃったのか２人でゲームをやりだすし・・・

そしてこのメンバーになった時にお決まりのパターンがある

池田　ＶＳ　菱田

これである

「菱田！！お前、後輩だからな！！」

「池田、うるせぇよ！！富山先輩は専門の先輩だけどお前は違うから関係ないからな！！」

いつものパターンである

こんなんいクソ笑える

この席順が力関係なのである

年齢なんて関係ない

三角＞菱田＞後藤＞木戸＞富山＞池田

こうなる

だから１番下の

池田さんのくだらないアングラ的な乾杯で始まる

本当にまったく美容の話なんてしない

ただずっと富さんが

「今日は木戸くんの誕生日だから」

って言っていた

なんか間違っている

そして三角さんがなるほどって言う言葉を放つ

「池ちゃんって本当にいい人で面白いんだけどどっかが足りないよね」

すごくわかる

池田さんはどっかが足りないのだ

たぶん「頭」だと思う

そして富さんの誰にでもフレンドリーな感じが出る

バイトの高校生に話しかけるのだ

「何年生か当ててあげようか？？」

「部活は何やってるか当ててあげようか？？」

年頃の女の子は思うはずだ

「うざい」

こんな時に三角さんが助けてあげる

「富さん、高校生に絡むのやめなよ！！絡むなら大将に絡みなよ！！」

「そうだね。そうだね。いかんかった。ところで大将ってお店を始めて何年なんですか？？」

「６０年だね」

「あ・・・はい。」

・・・。

やっぱり年上に弱い

でも僕はいつもこの２人に涙がでるほど笑わされる

それでおしぼりで目を拭いちゃうから途中で痛くなる

そしてそこからカラオケ

同年代のカラオケはやっぱりいい

池田さんは次の日、仕事

富さんは東京

ごっさんは家族サービス

三角さんは撮影

ホリケンも来てくれる

まぁ写真はこんなのしかないが・・・

みんな付き合ってくれる

でもこの日の池田さんは半端ない

池田ワールドなのだ

まず

めっちゃ三角さんに絡む

それも

なぜか三角さんの耳をピンポイントなんだ

この行動が本当に謎だ

ずっと耳ばかり狙っていた

カラオケでも池田ワールド全開である

みんなでカラオケに行ったのは初めてだった

なぜか富さんも

ツクツク言っていた

次の日にみんなのインスタのストーリーでも笑えた

そして僕は池田さんらしい瞬間を見付けた

めっちゃ盛り上げてくれる

でもこの人は案外、気にする人なんだ

盛り上げてる最中に

隣りのごっさんがスマホをいじる

そうすると

気になってたまらない

『えっ？？』って感じなのだ

本当に遅くまで楽しかった

最後になって菱田さんが池田さんの名前をガチで忘れてしまったが楽しかった

こうした仲間が出来たのもアシュリのおかげだと思う

いや

菱田さんがそうやって言っていた

本当に多くに人に支えられて僕たちはやってこれている

岡崎にむかう最中に菱田さんとオープンの日のことを思い出していた

２人ともまったく覚えてなかった

金環日食の次の日でスカイツリーのオープンの日がうちのオープン日だ

オープン日をＰＣで調べてみた

２０１２年５月２２日

客数は２人だけ

それも母と祖母だった

本当にひっそりと始まった

何をしていいかわからない

お客さんがこなさすぎて険悪なムードの日々だった

「やり方に口出しするな！！！！！」

って菱田さんにキレた事もある

めっちゃ怒れた事も沢山あると思う

裏切られたって思ったことも沢山あると思う

沢山の傷って今でも癒えてないと思うし癒える事はないとも思う

でもアシュリのためって我慢もしてくれた

別に僕は菱田さんってすごい！！！とかスタッフは家族だ！！！みたいな事は言わない

そして今でもめっちゃもめる時もある

そんな事はブログなんかでは書かないけどめっちゃもめてる事なんて沢山ある

でもまわりの笑顔を考えている人が近くにいるのはありがたい

「アシュリって私がいなかったらないよね！！」

って冗談っぽく言われて

「うるせぇよ！！」

って冗談っぽく返す

そんなんだけど本当にそうだと思う

僕だけならとっくに終わっている

菱田さんがいたからこそのアシュリだ

数字しか考えれなかった僕に本当に大切なものを教えてくれた

本当に僕の周りには素敵な人が多い

それは菱田さんもそうだし富さん、池田さん、ごっさん、三角さん、ホリケンだってそうだ

数え上げればキリがない

でもこうして『お店』っていう看板を背負っている仲間

やっぱり守ってくれるものがなく戦っていかないといけない立場

別に上とか下とかはないと思うけど僕はオーナーって特別だと思う

何１０年先もこうしていられたらいいな・・・

これが僕の夢かもしれない

アシュリ、頑張ります

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