なんか、ふと。

接骨院で電気をあててもらいながら
ふと昔の事を思い出した
自律神経にあてると心がリラックスできるらしい
リラックスしたからかわからないけど昔のことを思い出した
僕は木戸家の長男だった
母親は保育士をやっていたが僕が4年生になるまではやめていた
弟がいたのだが弟が小学校に入るまではやめていたのだ
僕は昔からおばぁちゃんっこだった
それはエサをくれるご主人様になつくイヌのような感覚だ
お小遣いをくれたからだ
本当に大事にしてくれた
おばぁちゃんはずっと看護婦をやっていた
なので主婦業ができなかった
部屋を壊しながら掃除機をかけていたりした
僕が6年生になるまで働いていたと思う
僕は中学になると部活がかなり忙しくなった
土曜日なんかもお昼を食べに帰ってきて部活にむかう感覚だった
当時は土曜日は授業があったのだ
そうするとお昼はおばぁちゃんが作ってくれた
たぶんスタミナをつけさせる為に大体「野菜炒めラーメン」だった
別に昔から料理をやってきてなかったと聞いている
昔はお手伝いさんがいたと聞いている
だからきっと料理なんて出来ない
だからただ野菜炒めがのっているだけのラーメンだった
こってりさで言えば天一に勝っていた
でもこれがおばぁちゃんの味だ
めっちゃ元気な人だった
この人に寿命ってあるの??って本気で思っていた
しかしいきなりだった
僕が20代前半の頃にガンになった
本当に信じられなかった
半年って言われた
もう退院できないと思ったら退院してきた
結果、4~5年もった
僕はもう働いていた
火曜日休みだった
だから火曜日のお昼は絶対に2人でランチに行っていた
寿司とうどんの交互だった
そして小さい頃のままで考えているのかレジでいつも何かを買ってくれようとした
「何かいらない??」
「別にいいよ!!」
こんな会話がよくあった
でもいつもガムを買ってくれた
僕はガンになってもこの人は何だかずっと生き続けていくと思っていた
だから遊びほうけていた
最後に入院する日
母から連絡があった
「おばぁちゃんが入院することになった」
でも僕はまた退院してくると思って
「そうなんだ」
って答えて変わらずに遊んでいた
ここからおばぁちゃんの体調は悪くなっていった
僕は適当だった
お風呂には入れないけど頭が痒いって言った時に適当に水のいらないシャンプーを持っていった
そしてやってあげた
手がベタベタになって嫌だったのを覚えている
でもおばぁちゃんは笑顔になった
でも本当は手がベタベタになるぐらいだから頭皮だってベタベタだ
嫌だったらしい
僕は適当に選んだシャンプーで適当に洗った
僕は遊びほうけていたのでカットデビューが遅かった
4~5年かかった
だからおばぁちゃんに家で切ってってお願いされた時に
知り合いの美容師さんを呼んだ
今、思えばそういう事じゃなかったような気もする
人は本当に切羽詰らないと本気になれない
特に僕は
もう動くのがままならなくなってから焦った
年配のスタイルを勉強した
でも少し間に合わなかった
今では自分の得意ななスタイルの1つとして年配のスタイルがある
でも僕は間に合わなかった
クソからかったラーメンや寿司やうどんのお返しがあまりできなかった
もらうだけもらって返すことができていない
僕の後悔があるならここかなって思う
カタチあるものはいつかなくなると思う
おばぁちゃんの部屋だって今や僕のクローゼットだ
でも大切な思い出は残っていくと思う
でも僕の美容師としての姿をあまり見せれなかった
それが後悔の思い出となって僕に残っている
でも過去は過去
もう戻る事はできない
皆さんは後悔のない生き方をしてください
そしておばぁちゃん、お店が少し暇ですので天国からお客様が来ていただける魔法をかけてください
おばぁちゃんっこより
LINE ID 『assuredk』
ID検索もしくは友だち追加して頂ければ予約できます
電話をする時間がないときは是非!
Assure hair resort
TEL:0120-927-254
豊橋市牟呂外神町15-7
定休日:月曜日 第2.第3火曜日
HP:www.assure-hair-resort.jp/
Twitter『@assure522』

KIDO DAIKI

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