マンガが好きな人に悪い人はいない

あれは東京に泊まった朝

僕は朝からデイリーミッションをクリアする為にスマホゲームをしていたら同部屋の友人に

「木戸さんってゲームやるんすね！！！」

びっくりされた

いや、僕、めっちゃゲームやる！！！！！！！

あんまり大っぴらにゲームをやっているとは言わないけどめっちゃやる

うちの母も寝るまでツムツムをやっているので家に帰ったら無言で親子でゲームをやっている状態になる

ゲームをやっているアピールをする人間は基本的にファッションゲームだ

こう見えてゲームやってんだよ！！！！みたいな感じである

僕みたいな人間は言わない

ただ黙々とデイリーミッションをクリアしているのだ

僕はゲームとマンガに育てられた

あんまりイメージにないかもしれないけどめっちゃマンガも読む

アニメは一切見ない

僕は読むことが好きなのかもしれない

そして僕には持論がある

『マンガが好きな人に悪い人はいない』

これである

アニメを見る人

前をむいて見ると思う

マンガを見る人はどうだろう

下をむく

常にお辞儀をした状態なのだ

そんな人に悪い人はいない

僕とマンガとの出会いは少し遅い

小学校４年生の時だ

転校生の河根

この子は少し変わっていた

僕らの小学校では下の名前で呼び捨てが当たり前だった

僕だったら“だいき”

でも彼は違った

“だいきちゃん”だった

僕はちゃん付けで人に呼ばれたことはなくとても新鮮だった

すぐ僕はこの河根と仲がよくなった

河根の家は本当に大きかった

そして年の離れたお兄ちゃんがいたのですべてが大人びていた

部屋にはテレビ、コンポ、ジグソーパズル、そして熱帯魚がいた

金魚しか見た事がなかった僕は一晩中、電気に照らされている熱帯魚に度肝を抜かされた

そして彼の部屋にあったマンガ

それが『ディアボーイズ』だった

小学４年生の僕はそのオシャレなバスケマンガに度肝を抜かされた

そのマンガの主人公はみんなを“ちゃん”付けで呼んでいた

ここで僕は河根の謎が解けたのだ

このマンガのマネをしていたのだ

その年の夏休み

母の友子と弟の佑紀と公園に遊びに行った帰り

隣りにあったユニーの本屋さんでディアボーイズの単行本を買った

単行本の買い方がわからなかったので僕は８巻、佑紀は７巻を買った

これが僕のマンガの始まりである

河根の家というのは本当に大金持ちだった

そしてマンガ喫茶並みにマンガがあった

そういえば今でもうちに置いてあるマンガの半分は河根のマンガだ

これが所謂、借りパクってやつだ

あっ。今でも週一ぐらいで会っているのでいつでも返せれます

でもこんなに沢山、マンガをもっている河根をうならせたかった

このマンガ、おもしろい！！！！って言われたかった

僕はイトーヨーカドーの１階の本屋で悩みに悩んだ

そして選んだマンガが『今日から俺は』だった

僕が人生で１番最初に全巻買ったマンガだ

このマンガに河根もはまった

それが嬉しくてたまらなかったのを覚えている

僕が小学生の時に通っていた塾、大和進学ゼミナール

その塾の１階はブックランドあいむだった

塾が終わるとあいむに行って新刊をチェックしていた

僕は当時、サッカーマンガの『シュート』にはまってサッカーを始めた

そしてサッカー漬けの中学時代を過ごした

僕は久保さんに

「ダイキ、サッカー好きか？」

って聞かれたら迷わずに

「大嫌いです。死ぬほど。」

っていうぐらいサッカーに飽きていた

だから高校ではサッカーをやめた

そしてバイトを始めた

河根の両親がやっている喫茶店でバイトを始めたのだ

そして最初のバイト代で買ったのが中古の『スラムダンク』だった

このように僕の人生はマンガだ

麻衣ちゃんのようなポニーテールに憧れ

理子のような強さに憧れ

遠藤さんのようなヤンキーに憧れ

晴子さんのような純粋さに憧れました

んっ？？

ちょっと待って

今日のブログって気持ち悪い？？

このように僕はマンガが大好きです

ただ今はまったく読まなくなりました！！！！！！！！！

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