笑ったクリスマスプレゼント

子供たちが１年で１番楽しみなイベント

それは間違いなくクリスマスだと思う

ワクワクしてたまらない

１０歳ぐらいまではクリスマスの為に生きていると言っても過言ではない

僕も１０歳まではクリスマスの思い出しかない

そんなクリスマスの僕の友人の子供がサンタにもらったプレゼントに笑ってしまった

僕の友人の子供は小学校１年生の女の子

ネコが好きだ

前もネコのぬいぐるみを抱えてお店に遊びに来た

僕はこのぬいぐるみの嫌な重さに

「気持ち悪っ」

って言ってしまった

僕も３７歳

小学１年生の子供を悲しませてはいけないことなんて重々承知だ

そんな僕でも

「気持ち悪っ」

って言ってしまうぐらい嫌な重さだった

この子の今年のクリスマスプレゼントに笑ってしまったのだ

まずこのうちは遊び心を大切にしているからサンタがプレゼントを家のどこかに隠していくらしいのだ

朝から大捜索が始まるらしい

この子が探し当てたもの

『ねこ産んじゃった！』

っていうネコがネコを産むぬいぐるみだ

「気持ち悪っ」

ＳＥＧＡが出している親ネコが子ネコを産むおもちゃ

このおもちゃに僕は笑ってしまった

まず箱から取り出すと親ネコと子ネコが別々に入っているらしいのだ

まずこう思ったに違いない

「なんか思ってたのと違う・・・」

でもそんなのはいいのだ

産んでくれれば問題ないのだ

まず子ネコを親ネコの中にセッティングだ

もう夢は壊しているけどそれはしょうがない

そして親ネコの背中を撫でると「ニャーニャー」言うらしいのだ

いい感じじゃないか

さらに撫でていると「ゴロゴロ」言い出すらしい

産気づくのだ

なんとも素晴らしいシステムだ

これで大人が子供から質問されて答えに困る質問の第１位である

「子供はどうして産まれるの？」

の答えが出来る

「背中を撫でればいいんだよ」

これでいいのだ

本当は違うところを撫でるのだがこれでよくなる

そして産まれる直前

今までは「ニャーニャー」とか「ゴロゴロ」だったのにいきなり機械音に変わるのだ

「キラキラ」

たぶんこう思ったに違いない

「なんか思ってたのと違う・・・」

そしてそこからが問題だ

勝手に産まれてくるわけではない

自分でお腹を開けてあげないといけないのだ

お腹を開けながらこう思ったに違いない

「なんか思ってたのと違う・・・」

そしてお腹から取り出すとネコの声で「ハッピーバースデー」が流れる

たぶん最後もこう思う

「なんか思ってたのと違う・・・」

クソ笑えるのだ

『ねこ産んじゃった！』がクソ笑えるのだ

産んじゃってないのだ

「父さん、これ違う」

って思ったであろうその子の顔を想像したら笑いがとまらなくなった

僕も『ねこ産んじゃった！』が欲しい

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