声を聞く行ってみる

ブログにおける禁忌(タブー)を犯す


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禁忌(タブー)と読ませるのは漢(おとこ)と読ませる並みにかっこいい

ただガチで漢(おとこ)と言っている人はやべぇ奴なので近付かないことをオススメする

陰でめっちゃ悪口を言われているはずだ

ところで長年ブログを書いている僕

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自分の中でルールがある

ある事を禁忌(タブー)にしているのだ

それは

『ブログを読んでいない相手の事は書かない』

これだ

読んでいない相手の事を書いてしまったら陰口になってしまうからだ

あまりブログを読まない相手に対して書いた場合は書いた後に連絡をしている

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このように僕はしている

でも今回は完全にこの禁忌(タブー)を犯していこうと思うのだ

僕のルールの中でブログを書いていった場合、僕ってめっちゃ友達が少なく見えるのだ

なんなら美容師の友達しかいないように見える

それはただ地元の友達なんかはほぼSNSをやっていないからというのが理由である

僕の地元というのはとっても変わっている

簡単にいうとジャングル奥地の少数部族みたいな感じだ

地元の誰かと付き合い

地元の誰かと結婚し

地元に家を建てる

子供は自分が卒業した学校に通わせる

子供の同級生は自分の同級生の子供

そして地元で死んでいく

これが最上級の幸せだと思っている部族だ

その中で生活している僕もやはり地元に友達がいる

本日は禁忌(タブー)を犯してある1人の幼馴染の事を書いていこうと思う

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1番右の彼だ

僕の地元というのは余所者をシャットアウトしてしまう部族の流れがある

僕が引っ越してきたのは小学校1年生の時

完全に疎外感を味わった

そして僕の幼馴染が引っ越してきたのは小学校4年生の時

まぁその付き合いだけど幼馴染と呼ばせて欲しい

そんな感じだったから彼には余所者同士、仲間意識が芽生えた

他所から引っ越してきた彼から僕はすごくシティーボーイ感を感じ取ったのだ

まず僕の地元では周りと違ったことをすると槍で刺される風潮があった

だから学校の上履きなんかはみんなフルネームで「木戸大紀」みたいに漢字で書いてあった

ただ彼は違ったのだ

カタカナだったのだ

それも左足に「カワネ」、右足に「ノブアキ」だったのだ

2つ揃って1つになる仕組みだった

こいつやべぇ・・・ってなったのだ

服もそうだ

僕たちは男子はジャージが普通だった

でも彼は違ったのだ

ジーンズ

ジーンズだったのだ

プレスリーだ

それでサッカーをしていたのだ

こいつやべぇ・・・ってなったのだ

そして名前の呼び方だ

僕たちは下の名前の呼び捨てが普通だった

僕なら「ダイキ」だ

しかし彼は僕の事をこう呼んだ

「ダイキちゃん」

男子に「ちゃん」付けの発想はなかった

漫画ディアボーイズの哀川和彦しか仲間を「ちゃん」付けしてはいけないと思っていた

もう彼は主人公だった

こいつやべぇ・・・ってなったのだ

僕は彼の事が気になってたまらなくなったのだ

ある時、家に遊びに行った

そしたら家のでかさが想像の200倍だった

使っていないような部屋が150部屋はあった

バンドの練習部屋、鍵のかかる秘密の部屋、趣味の陶芸の焼き場まであった

そして彼の部屋にはコンポやテレビ

そして電気がついている熱帯魚の水槽があった

まじでやべぇ奴だったのだ

それから僕は同じ中学に進んで高校に進んだ

365日の中で363日は一緒にいた

そして高校になってはじめた喫茶店のバイト

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彼の家がやっていた喫茶店だった

そこで僕は4年間バイトした

その文句を今になって言わせてほしいのだ

当時、この喫茶店はバイトの女の子のレベルが高かった

そして店長であるハゲおやじの趣味でメイド服みたいな制服だった

そこで働いている男子は僕と彼だけだった

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でも当時の僕たちはこじらせていた

かっこよさを履き違えていたのだ

しゃべらないほうがかっこいい

こう思って疑わなかったのだ

2人ではめっちゃ話していた

でもバイトになると一切、2人で以外は話さなかったのだ

4年間で僕たちが女の子に話は言葉は3つだけ

①お(はようございま)す

②お(ねがいしま)す

③お(つかれさまで)す

そうなのだ

「おす」だけだ

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そしてバイトが終わると

「今日、お前の事をずっと見てる子がいたんだけど好きなんじゃない??」

「俺も思ってた」

こんな事を言い合っていた

そんなことで月日は流れて専門2年生の時

忘れもしないあの日

僕はヨーカドー近くのローソンにいた

そしたら彼からメールが来た

当時はLINEではなくメール

「彼女ができた」

こうやってきた

今までそんな報告を受けたことなんてなかった

お互いに彼女の話なんかした事がなかった

一応、礼儀として相手を聞いた

そしたらバイトの子だった

お前、いつの間に「おす」以外で話したんだよ!!!!!!!!!

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完全に裏切られたのだ

相手はお嬢様学校に通いバイト先でエースだった子だ

ミスコンに選ばれたりバイト中にドブに落ちてしまった子猫を助ける為に私服のまま入って抱きかかえるような完璧な子だった

お前、いつ話したんだよ!!!!!!!!!!!

ただ僕は心の中で言った

おす

お(めでとうございま)す

本当にバイト先の女の子と話してなかったのは僕だけだった

そして報告してきたのは彼にも後ろめたさがあったからだと思う

間もなく僕はバイトをやめた

身を引いたのだ

月日は流れて本日・・・

僕はシャンプーをした

幼馴染の奥さんのシャンプーをした

当時は呼ばれたことのない呼ばれ方をした

「ダイキちゃん」

さわやかな風が吹いた

 

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KIDO DAIKI

KIDO DAIKI

代表Assure hair resort
お客様の”キレイ”のトータルなサポートをさせていただきます。 全てのスタイルはケアをもとに成り立つという強い想いをもち、ヘアケア、スキンケア共に最大限の力を注いでいます。

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2020-05-14 | Posted in ブログNo Comments » 

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