美容アイテムにまつわる怖い話

本日は夏がまだ始まる前だが僕が経験した美容アイテムにまつわる怖い話をしていこうと思う

読むときの脳内再生の声を稲川淳二にして読んでください

ある土曜日の昼下がりのこと・・・

僕はあるお客様のカラーをしてカットをしていた

順番として今回の僕の方法はまずカラーをしてシャンプーをしてから濡れた髪をカットしていた

ウェットカットという方法だ

ウェットカットが終わり一度、シャンプー台で流してから乾かしてドライカットで仕上げようとしていたのだ

その時は確かそのお客様の息子さんが就職で東京に行っていつ里帰りをするのか？って話をしていたと思う

「ゴールデンウィークは帰って来れなかったから夏ぐらいには帰ってくるのかな？」

とかおっしゃっていた

僕は

「もう東京の生活には慣れたみたいです？」

みたいな質問をしていた

そこで気付いたのだ

ドライヤーをしようとしていたのにトリートメントをつけ忘れていたことを・・・

僕は菱田さんを呼んだ

「菱田さん！1番右のトリートメントとって！」

うちが今、1番使っているトリートメントはトラックのトリートメントだ

重さによって1番から3番まである

僕は3番を使いたかったのだ

金木犀の香りの3番だ

いや、3番って言えばよかったのだ

でも棚に置いてある位置で言ってしまったのだ

「1番右のトリートメントとって！」

そしたら菱田さんはこう言ったのだ

「私からむかって？」

・・・

怖い怖い怖い怖い

もう一度、お聞きいただこう

「私からむかって？」

・・・

怖い怖い怖い怖い

この怖さがおわかりいただけたであろうか？

菱田さんに1番右側のトリートメントをとることをお願いしたのだ

でも菱田さんは1番右側を悩んだのだ

「私から見て1番右？トリートメントから見て1番右？」

怖い怖い怖い怖い

時には菱田さんは自分がトリートメントになっているってことなのだ

トリートメント目線のお願いなんてするかよ！！！！！

怖い怖い怖い怖い

こんな怖い体験をまだ夏の前にしてしまった・・・

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