ごめんなさい・・・

先日、テレビを観ていた

そしたら今の富士山の様子をやっていた

去年はコロナの影響で入山できなかったけど今年はできたらしい

できたらしいというのはもう富士登山の季節は終わっているのだ

富士山が登れるのは年で２ヶ月ぐらいなのだ

なんで詳しいのか？？

僕は２年前に登頂に成功しているのだ

でも僕はそのテレビを観て気づいた事があったのだ

僕、本当の頂上には行ってない・・・

僕が行ったのは頂上周辺だったのだ

もしかしたら一緒に頂上アタックをしたもみーは知っていたのかもしれない

でも疲れきって頂上周辺で

「ご飯食べたら降りよう」

って言った僕に気を使ってくれていたのかもしれない

「木戸さん、そこ頂上じゃないですよ」

って心の中で思っていたのかもしれない

きっと彼は優しいからそれを言わないでくれた

でもそれによって僕は富士山に忘れ物をしてきてしまった事になる

優しさは罪だ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！

こんな感じの僕はテレビを観ながらまた登る気持ちになってしまっていたのだ

ここでテレビに映るある少女が思い出させてくれた

その少女は頂上で泣いていた

登りきった達成感で泣いていたわけではない

つらくて泣いていたのだ

そして頂上にある郵便局から自分に手紙を書いていた

「もう２度と登らない」

これなのだ！！！！！！！！！！！！！！！！！

人は過去のつらさを忘れてしまうのだ

だからあの少女は大切な今の気持ちを書いたのだ

僕も頂上周辺に着いたときにまず思った事は

「もう２度と登るか」

だった

頂上周辺でたまたま受けたテレビ局のインタビューでもそう語った

あっぶね！！！！！！！！！！！！！

登る気持ちになりかけてた！！！！！！！！！！！

あの少女に感謝だ

それからその番組では９０歳のおじいちゃんが登山していた

孫と子供と登っていた

そして思った

きっとおじさんの人生最後の登山には付き合わされるんだろうな・・・

きっと全員参加だと思う

そんなテレビを観た次の日におばさんが髪をやりにきてくれた

おじさんの奥さんだ

富士山の話もした

それからおばさんは最近、おじさんとサーカスに行った話をしてくれたのだ

そこでおばさんはこんな事を言ったのだ

「私、リングサイドで見た」

待て待て待て

リングサイド？？

ステージサイドの間違いではないのか？？

プロレスでも見に行ったのか？？

でもこの家は結構適当なのだ

雑な家族なのだ

僕はあるぶっ飛んだエピソードにおどろいた事がある

それはここの娘のまきんこが小さい頃の話だ

ニワトリかなんかを飼っていたらしい

そのニワトリの名前を同級生の名前にしていたらしいのだ

それも別にそこまで仲良くない友達だ

別に仲がいいならＯＫという話でもない

自分の家のペットに知ってる人の名前を付けれてしまう感覚に驚くのだ

似ていたのかもしれない

でも家に帰ると同級生と同じ名前のペットがいる

それを愛せれるのか？？

名前の付け方が雑なのだ

まじでぶっ飛んでいるのだ

だからリングサイドって間違えて言っているのかもしれない

もしかすると間違えてプロレスを見たのかもしれない

まぁ差入れもくれたからそこは流す事にした

ただ前日に孫が間違えてサンダルで学校に行ったという話を笑いながらしているおばさんを見ながら心の中では

「自分はステージサイドをリングサイドって言っちゃってんじゃん」

って思っていた

そしておばさんが帰った後に調べてみた

リングサイドって書いてある！！！！！！！！！！！

リングサイドでいいんだ！！！！！！！！！！！！！

おばさん、ごめん！！！！！！！！！！！！！！

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