声を聞く行ってみる

あれがなければ今がない


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休日のお昼にツタヤに行った

そしたら見た事がある人がいたのだ

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池田さんだ

あの池田さんだ

たぶん僕は去年の年末ぐらいから会っていない

ということはあけましておめでとうなのにこの人は逃げようとした

逃げようとしたうしろ姿はみんなから最近は“池ちゃん”と呼ばれているようで

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池ちゃんの“ちゃん”の“C”だった

でも僕も久しぶりって感じではなくありがとうって感じだったのだ

「ツタヤに来てくれてありがとう」

なのだ

このツタヤというのは僕の青春なのだ

今では年に1度行くか行かないか

でも昔は週に4回は通っていた

通いすぎて

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職質されたのでやめたのだ

まぁ僕も

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これで行ったから職質されるのも仕方ないが・・・

なぜ僕はツタヤにそんなに行っていたのか??

中学の頃からそのペースで行っていたのだ

このツタヤというのが都心では考えられないような広さなのだ

大きめのスーパーぐらいある

半分が本、半分がビデオレンタルとCDなのだ

僕はそこのCDコーナーに足しげく通っていたのだ

僕は昔から周りが引くぐらいCDを買っていた

たぶんトータルで高級車が買えるぐらいは買っている

このツタヤのVIPだったと思うのだ

だから

「ツタヤに来てくれてありがとう」

になるのだ

なんとなく僕の音楽の歴史を思い出したのだ

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僕は基本的にCDシングルの売り上げベスト10はもっていたい人間だった

当時のCDシングルは2曲とカラオケ2曲が入って1000円だった

当時はカラオケが入っていたのだ

アルバムは3000円だった

僕が小学生の時にまずはまったのがXだった

友達のお兄ちゃんがバンドマンだった影響だと思う

それからミスチルにはまったのだ

小学生がミスチル

歌詞の意味なんてまったくわからない

ただ僕の小学校では給食の時間に放送部が放送していた

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その放送が始まるときにイノセントワールドのイントロで始まったのだ

そしてはじめてイノセントワールドを聴いたときに

「給食の音楽だ!!!」

って思ってテンションがあがった

アルバムのアトミックハートだ

そしてあのアルバムの写真では1人めっちゃダウンタウンの浜ちゃんにそっくりな人がいた

もっている人は見てほしい

完全に浜ちゃんがいる

それから中学は女の子にもてたいがためにJAMばっかり聴いていた

僕の部屋では常にJAMが流れていた

高校に入るとGLAYだ

“誘惑”と“ソウルラブ”のどっちが好き??なんて会話をしていた

その頃、ミスチルが活動休止から復活したのだ

ディスカバリーの頃だ

一度もライブに行った事のなかった僕

行っとかないとまた活動休止してしまうかも??って恐怖があった

でもお金はなかった

そんな時だ

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母親だ

うちの友子が言ったのだ

「私、ミスチルを見に行きたい。一緒に行ってくれたらチケット代出してあげる!」

これで僕はチケットをとった

僕の人生最初のライブは母親と行っているのだ

電車に乗ってレインボーホールにむかった

母親はどんな格好でライブに行ったらいいかわからなかったようで正装だった

だからはたから見れば完全に授業参観にむかう親子だった

席がまぁまぁよかった

帰りの電車で

「私、桜井さんのホクロまで見えた!!!」

って言っていた母親は乙女だった

気持ちわりぃ・・・

僕は当時、中野くんって友達がいた

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2人でめっちゃはまった子がいた

鈴木あみだ

アサヤンのオーディションでデビューした子だ

2人でめっちゃはまったのだ

中野くんがすごい情報をもってきたのだ

当時、鈴木あみはバヤリースのCMをやっていた

「木戸くん、バヤリースで鈴木あみのライブチケットが当たるみたいだよ!!!」

それからの僕たちの飲み物はバヤリースに変わった

でも僕は家族は巻き込めないから自分だけ買っていた

身体の中の血がバヤリースになるぐらい買った

でも中野くんはレベルが違ったのだ

家族の飲み物までバヤリースに変えたのだ

2人でとんでもない量のバヤリースを飲んだ

飲みすぎて現在に至るまで僕は1度もバヤリースを口にしていない

そしてちゃんと外れた

ここで学のない2人でも気付いたのだ

「中さん、バヤリース買わないでチケット買ったほうがはやくない??」

「木戸くん、そうかもしれないね」

もう10回は行けるぐらいバヤリースを買ってから気付いたのだ

そしてすぐにチケットを買いセンチュリーホールにむかった

席はなかなか前の通路側だった

通路側なら鈴木あみが来るんじゃない??

2人でめっちゃテンションがあがった

でも来なかった

鈴木あみはそれで正解だ

間違いなく来ていたら2人で後先を考えずに飛びついていたに違いない

鈴木あみは2人を犯罪者になることから救ってくれた

あれがあったから今がある

前科のついていない今があるのだ

 

 

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KIDO DAIKI

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代表Assure hair resort
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2021-11-09 | Posted in ブログNo Comments » 

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