少なくとも僕にはない感覚だ

休みの日の夕方に父親に

「晩ご飯、回転寿司でいいか？？」

って聞かれたのだ

両親と食事に行くなんて記憶にないぐらいぶりなので行く事にした

母親とはたまに行くけど父親と食事なんて１０年ぶりぐらいだった

そもそも父親の運転する車に乗るのだって１０年ぶりぐらいなのだ

そして回転寿司

正真正銘の回転寿司に行くのも久しぶりだった

月に１回ぐらいは回転寿司には行く

でも僕が行ってるのは回転しない寿司を回転させているところなのだ

カウンター寿司とそんなに値段が変わらないのだ

だから正真正銘の回転寿司に行くのも久しぶりだった

そもそも僕はバカ舌なので１００円の寿司も１０００円の寿司も味の違いがわからないのだ

１００円寿司の充分なのだ

だってこれで

１５０円なんだ

僕がサーモンだったら泣ける値段だ

うちの両親は休みの日の昼ご飯で回転寿司を利用しているようだ

まぁ慣れた手つきだった

やはり回転はしていない

タッチパネルで注文だ

母親は起用に前足でカリカリポテトを注文していた

まずカリカリポテトを頼むなんて熟練のなせる業だ

そして父親は親の仇かのような強さでタッチパネルを押していた

普通の人間なら怖くて押せないような強さだ

押すというか叩いていた

熟練でなければ超えられない強さの壁だった

普通は壊れる気がしてできない

そんな感じで食事をしていたら目の前の母親がニヤニヤしていた

隣りの席を見ながらニヤニヤしていたのだ

そして隣りを見たら度肝を抜かされたのだ

隣りには３０代の後半ぐらいのカップルが座っていた

テーブル席なのに隣り同士で座っていたのだ

こんな感じだったのだ

普通は対面に座ると思う

たまにボケで同じほうに座ろうとする事はある

ただ

「こっちにくんな！！！」

このやりとりがある

隣りのカップルにはそれがなかったという事なのだ

そして一杯のラーメンを２人で食べていた

ラーメン屋のラーメンなら１００歩譲ってまだわかる

でもここは回転寿司屋なのだ

それも基本１５０円ぐらいの回転寿司

ラーメンだって炊き出しのサイズなんだ

それを２人で食べている

それも女性のほうは男性の身体に半身乗っているのだ

家でやってくれ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！

もし奇跡的に昨日の２人がこのブログを見ていたら声を大にして言いたい

その感覚、僕にはない！！！！！！！！！！！！！！！！！！

帰りの車で僕と母親はその話題で持ちきりだった

でも今、冷静になって思う

隣りのカップルもこっちを見て

えっ？？老夫婦と息子で回転寿司？！

って思ったに違いない

ほっといてくれ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！

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