僕がいないところでも世界はまわっている

『佐藤琢磨、インディ５００で日本人初優勝』

先日、こんなニュースが飛び込んできた

僕はＦ－１が好きだ

いや、厳密に言えば好きだった

１０年ぐらい前に好きだったんだ

僕が好きだったのはルイス・ハミルトン

当時はマクラーレンのドライバーだった

２００８年のシーズンのブラジルＧＰを忘れない

次の日は仕事だったのにブラジルなので夜中だった

でも普通に始まれば３時ぐらいには寝れる計算だった

なぜ僕がこのレースを見たかったのか？？

それはこのレースでワールドチャンピオンが決まるからだった

雨でスタートが遅れる

僕は徹夜を覚悟した

マッサが首位

ハミルトンが５位以内ならハミルトン、６位以下ならマッサがワールドチャンピオンなんだ

最終ラップでハミルトンは６位

最終コーナー手前、大雨の中、ハミルトンがオーバーテイクして５位フィニッシュ

もう映像ではよくわからなかった

何が起こったのかわからなかった

それはマッサも同じ

完全にワールドチャンピオンになったと思っていたのだ

朝になってしまったがこの瞬間をリアルタイムで見れたことは本当に幸せだったと思う

Ｆ－１の世界にはこの世のすべてがつまっていた

政治だって絡むしチームプレーも必要だしドライバーのテクニックだって

でも政治的な流れが僕は強く感じすぎて見なくなった

レギュレーションの変更が納得いかなかったのだ

全然、見なくなった期間

シューマッハが大変な状態になったぐらいな事は知っていた

でも琢磨が何をしてるなんてまったく知らなかった

僕はＦ－１なんてどうでもよくなったしそれよりも情熱をかたむけるものが見付かったからかもしれない

そして

『佐藤琢磨、インディ５００で日本人初優勝』

このニュース

Ｆ－１ではないけれども僕が知らないところでも世界はまわっていた

僕が

イヌに踏まれている間でも琢磨は頑張って世界を獲っていた

何だかとても感動した

琢磨って全然、好きではなかったけど感動した

今、僕がブログを書いている時間でもどこかで誰かは笑っていたり泣いていたり頑張っていたりしている

頑張りは結果に出ないことがほとんどだとは思うけど誰かの頑張りが結果になるのは本当に感動する

人それぞれステージは違う

目標も違う

でもそれぞれ頑張れるものがある

頑張るってとってもチープな言葉だけど必要だと思う

そんな事を考えながら朝から何だかすがすがしい気分でいた

そしたら母から

一気に冷めたというのは言うまでもない

なぜ今になって昼顔を見たくなったのであろう・・・

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