僕は撮影美容師だと思っていた・・・

「夏が来るきっと夏は来る」

夏が来た

お客様が沢山の夏を届けてくれた

のどが渇き自動販売機に行く

僕らの世代はミスティオを見ると安室奈美恵を思い出す

夏バテ予防に薬屋さんがくれた

僕らの世代はリンゴ酢を見ると検尿を思い出す

夏休みもやってくる

僕は小さい頃から夏休みになると近所のおもちゃ屋によく行った

そんなおもちゃ屋は中学生になる頃にはトイザらスに潰された

そして近所のトイザらスはネット時代には勝てず今年の夏になくなるらしい

少しだけ感傷に浸った

そんな２０１７年の夏の出来事・・・

そういえばこんな出来事もあった

僕は最近、色んな写真を撮っている

例えば営業中の写真

写真を撮ってる写真

うまれてはじめてのサロンカットの写真

商品を買っている写真

こんな努力が報われて

「一緒に写真を撮ってもらえますか？？」

「写真を撮ってもいいですか？？」

こんな事を言っていただけるようになった

完全に僕の努力が実を結んだんだ

僕は昔からカメラが大好きだった

僕がうまれてはじめてしゃべった言葉は

「５Ｄ　Ｍａｒｋ　４！！！」

だったと母から聞いている

美容師でも僕のようにカメラが好きで撮影が好きな人もいる

「美容師にカメラとか撮影って必要？？」

って思われるかもしれない

これを昔、学校生活に例えられた方がいた

営業が

日々の授業だとしたら

撮影は部活

すごくわかりやすい例えだ

僕は学生時代にサッカー部に入っていた

なぜか？？

サッカーをやればモテると思ったからだ

という事は・・・

部活はモテるためにやること

なので撮影はモテるためにやるのだ

こんな僕にお客様から連絡が入った

「メニュー後に写メください」

一眼で撮らなくていいんだ！！！！！

こうやって思いながらとりあえず忘れないように予約表にメモをした

そしてお客様が見えられた

カメラを構えた

そうすると明らかに『えっ？？』って困惑した顔をしていた

僕のほうが『えっ？？』である

えっ？？とえっ？？である

僕はこの沈黙を破る

「写メ・・・」

お客様は

「えっ？？」

このやりとりだ

前に進まない

まったく意味がわからない

恥ずかしくなってしまったのかもしれない

僕は安心していただくようにゆっくりとした口調で言った

「メニュー後の写メがほいしという事だったんで今から撮りますよ」

そしたら

「いや。メニュー表の写メがほしかったんです。」

と言われた

自分をぶん殴りたくなった

『メニュー後の写メ』ではなく『メニュー表の写メ』だった

かしこまりました！！！！！！！！の自分をぶん殴りたい

カメラとか撮影を語った自分をぶん殴りたい

うまれてはじめてしゃべった言葉がカメラの種類なはずがない

腐った麦茶を飲んで「カライ！！！！」だ

まだ僕は撮影美容師になっていなかったようだ・・・

これからも何だって撮ります

そんな２０１７年の夏の出来事・・・

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KIDO DAIKI

代表 ： Assure hair resort

お客様の”キレイ”のトータルなサポートをさせていただきます。 全てのスタイルはケアをもとに成り立つという強い想いをもち、ヘアケア、スキンケア共に最大限の力を注いでいます。

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