たったひとつのかけがえのない大切なもの

皆さんには大切なものはありますか?
家族?
恋人?
友達?
“モノ”だったりする人もいると思います
例えば
これは僕の亡くなった友人が生前、使っていたセニングです
彼の弟さんがくださいました
彼の少しだけ短かった美容師人生
確かに彼が美容師であったという“証”です
今年も彼の命日が近付いてまいりました
別に何をするわけでもないですが何となくこの時期になると思い出します
それよりも僕が大切でたったひとつのかけがえのないものと思っているのがこれです
お客様がディズニーに行った時に買ってきてくれました
たぶん
何年か前の夏祭りの時です
チップだかデールだかもわかりませんが2つくれて僕は
こっちにしました
もらった時の事を今でも昨日の事のように覚えています
「アシュリは2人だから2つ同じものがいいな」
って考えて買ってきてくださった事を嬉しく感じました
まぁ、この流れでいくとこのくれたお客様は今はもういない・・・とかなったほうがドラマチックでしょう
でも残念ながら今でも月1で来てくださいます
生きています!!!!!!!!!!!
違うんです!!!!!!!!!
そうじゃないんです!!!!!!!!!!
こいつの重要性をみんな忘れがちです!!!!!!!!!
僕は昨年
LAに行きました
このときにあのボールペンは確かに世界を救ったのです
まず僕はアメリカン航空というアメリカンな航空会社のアメリカンな飛行機に乗りました
ここではCAまでアメリカンです
飲み物を聞かれました
最後のサムライである僕は
「みかん」
というのを我慢して
「オレンジ」
って言いました
まったく通じませんでした
僕はネイティブな英語を話してしまったのです
そして
「ウォーター」
って言いました
ワターでなはくウォーターと言ったんです
これも通じないかな??
って思っていたら
見事に水が出てきました
これは完全にアメリカ人が日本人に仕掛けた宣戦布告です
それからも
「オレンジ!!!」
「???」
「ウォーター」
これで13時間のフライトを水のみで過ごしたのです
絶対にバックルームで
「あいつには水以外は出してやんないよ!!!HAHA!!!」
って言ってるんです
戦争じゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それからこれもありました
「ビーフ オア チキン」
こう聞かれると『はじめてのフライト』の2ページに載っていました
でも僕は
「ビーフ オア カツドン」
って言われたんです
カツ丼なんていらないんです
「ビーフ」
って言いました
でもカツ丼を出してきやがったんです
「ノー!!!ビーフ!!!」
って言いました
そしたらニヤニヤして
「ノー!!!カツドン!!!」
って
だから
「ノー!!!!!!!」
って言ったらめっちゃ驚かれました
マコーレカルキンでもあそこまで驚いた顔はしないでしょう
そういえば国内でもこんな事がありました
お昼時の混雑している丼物の店に行きました
ここでは注文をとる人と作る人が違う店です
目の前の注文をとる人に言うと奥の人が作ります
もう混雑時で店員さんはピリピリしていました
僕は
「天丼、お願いします」
って言いました
そしたら作る人が大きな声で
「カツ丼?!」
って言いました
注文をとる人はさらに大きな声で
「違う!!!!天丼!!!!!」
って言いました
作る人はマコーレカルキンよりもびっくりした顔をしていました
顔見て頼むものを決めるのやめて!!!!!!!!!!!
こんな感じでフライト中、僕はピリピリしていました
「席を倒していいですか??」
って後ろの席の大きなアメリカンのおば様にも英語が話せないので言えずに13時間、うちの母親の車ばりに直角の席で我慢したのです
13時間トイレを我慢し何なら借りたイヤホンの片耳は聞こえない
僕はもう爆発寸前だったのです
僕の中の眠れぬ獅子は目覚めそうだったのです
「スリーピング タイガー グッドモーニング!!!!!!!」
こうやって言って僕は席を立とうと思っていました
戦争がはじまりそうな着陸直前にこんな事が起こりました
菱田さんが出発前に僕に言ったのです
「木戸さん、ボールペン持っていったほうがいいよ」
これで僕は
もっていました
なんか入国前の飛行機の中で書類を書かされるのです
しかし航空会社はボールペンを貸してくれません
僕はマイボールペンを事前に用意していたのです
颯爽と僕は書類にサインしました
そしたら隣りに座っていたハリウッドスターのようなかっこいい男性が貸してくれジェスチャーをしてきたのです
貸しました
その奥のハリウッドスターのような男性とイチャイチャしていた女性もそんなジェスチャーをしていたのです
貸しました
後ろの大きなおば様にも前の頭頂部が薄いおじ様にも斜め後ろのビーガンの女性にも僕のボールペンはまわっていきました
もうこの際、隣りのカップル以外には貸すと言ってないということは考えないようにしましょう
そして全員に
「サンキュー!!!」
って言われたのです
僕の怒りは完全におさまりました
戦争直前までいっていた僕の怒り
このボールペンによりおさまったのです
世界が救われました
それからこのボールペンは僕の
いや、世界にとってたったひとつのかけがえのない大切なものです
ジエンド
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