あれから・・・

昨日、仕事の事を親に話したんです

確か人生で２回目でしょうか？

働いてる時にはじめて月の自分の売り上げが１００万円にいった時

それ以来だと思います

お店を出して今までとこれからの事を親も歳だし話したんです

お店のオープンの時

７年前です

このとき、父親が病気で休職中でした

僕は親のチカラは使えずに菱田さんだけに頼りました

それから病気に事もあったしまぁ自分の店っていうのもあったのでお店の事は一切、話してなかったんです

母なんかは知り合いから

「お店が混んでいる」

とか聞いて安心していた部分もあったみたいです

僕は僕で親の様子を人伝に聞いていました

「お母さんが自転車で汗だくになりながらチラシを配ってたよ」

「スーパーで泣きながら息子がお店を出したって言ってたよ」

オープン当初

まぁ暇でした

鳴らない電話を眺める日々でした

うちは何故だか特に日曜が暇でした

きっとみんな忙しいんだろうな・・・とか思いながら日曜にチラシを配っている自分に泣きそうになりました

特に菱田さんなんかは隣りの市で働いていた事もあって０スタートでした

すごいつらかったと思います

その頃に勉強会に参加していました

数回コースの勉強会です

今だから言えますが講習費が高かったので僕だけ分割にしてもらいました

それからＳＮＳに頼るようになりました

当時は美容師がＳＮＳをやり始めた頃

オンラインサロンに入りました

僕はこの中で知られる存在にならなければお店なんか知られる存在にはならないと思ったのです

必死でした

セミナーでも目立つ為に

こんな格好で行きました

ブログも目立つことを考えました

時に蕎麦を打ちました

時にサロンモデルと写真を撮りました

目立つことばかりを日々、考えていたのです

そうしている間も菱田さんはお店の掃除をしてくれたり他の事をやっていてくれたのです

僕がＰＣに向き合っている間にやってくれていました

これも余裕がなかったからです

得意なほうがやるしかなかったのです

２人が有名になる時間の余裕がなかった

こんな事をしているうちに少しだけ知られる存在になりました

たぶんこの頃が１番、ブログを読まれていた時代です

プライベートも何もなく毎日の様子を伝えていた頃です

そんな事をする美容師はあまりいないから注目を集めれたのです

ＨＰにも顔を出したくないと当初は言っていた菱田さん

この状態に涙する日もありました

でも我慢してくれました

そんなのもあって知られる存在になりました

仲間も出来ました

でも本当に２年ぐらいはつらかった

今でも余裕があるわけでは全然ないけど特に２年ぐらいはつらかったのです

うち、普通に来店者数が０の日が月に何度かあったのです

周りと何が違うんだろ？って悩みました

お店もギクシャクしてケンカばかりでした

僕は菱田さんにあたっていたのです

「何でお店を出しちゃったんだろうな？」

毎日のように思っていました

その中で菱田さんは折れずに目の前のお客様に一生懸命でした

すごい覚えてるエピソードがあるんですけどお客様とウイッグの話をしていて

「私、持ってます！家にあります！待っててください！」

ってお店を飛び出していった事があったんです

待て待て待て

って思いましたよ

でもこれがうちのお店だよなって思いました

昨日も親に言われました

「菱田さんがいてこそやっていけてるんでしょ？」

わかっていたみたいです

そして父に言われました

「お客様を大事にしなさいね」

いや、わかってるし！！！！！！！！！！！！！

親より大事にしてるし！！！！！！！！！！！！！！

こんな感じですがお客様は僕たちを大事にしていただけるとありがたいです

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