リスペクトブログ

あれは今から2年ほど前

僕はみんなからの誕生日プレゼントで1人、アメリカのロサンゼルスに行った

右も左も自分がアイなのかマイなのかもわからない状態のアメリカ

覚えていった言葉は2つだけ

「サイトシーイング（観光）」と「アメージング（素晴らしい）」

だけだった

今、冷静になって考えるとものすごく怖い

「サイトシーイング」と言って空港をぬけた僕は自分が乗るはずの予約していたシャトルバスを探した

僕はスマホの画面を見せながら空港職員に流暢な日本語で

「バス」

って言った

そしたらアメリカ全土に響き渡る音で舌打ちされた

あっ。ハロウィンだからこの人は空港職員のコスプレの人なんだ・・・

って思って僕はスマホ画面のバスと同じバスを探した

そして見付けて乗り込んだ

ドライバーが何かを言ってきた

僕はまったく聞き取れなかったが

「イエス」

とだけ答えた

出発を待っていると前の席に座っている日系人のような紳士なおじ様が

「君はジョンなのかい？」

って言ってきた

僕は

「君はジョンかい？」

に

「イエス」

と言っていたらしい

僕が乗っているバスはジョンが乗るはずのバスだった

ジョンすら聞き取れない僕は怖くなってしまった

そしてツイッターに助けを求めた

「ロサンゼルスにいらっしゃる方はいませんか？」

そしたら返信があったのだ

そして食事に行く事になった

僕はDMで長々とあいさつと自己紹介を送った

そしたら

「知ってるよ」

って言われた

ここまでの流れを菱田さんに報告した

「大丈夫なの？」

って言われた

そうなのだ

僕は冷静な判断ができなくなっていた

急に不安が押し寄せてきた僕は日本の友人たちに聞いた

「坪谷さんって方って知ってる？」

みんな驚いていた

そして三角さんから1つのブログが送られてきた

僕はそれをビバリーヒルズの噴水の前で読んだ

そのブログは自分の夢が叶ったってブログだった

そして坪谷さんであろう人の横にはローラが写っていた

ローラにびっくりしたけどこれから会う坪谷さんの顔が隠れていて焦った

そこは隠してくれるなよ・・・と

迎えに来ていただいても顔がわかんないぞ・・・と

僕は夢中でブログを読んでいたので噴水で濡れていた事にすら気付かなかった

そしてもうホテルに戻ろうと思った

通りを歩いていると原宿にいる系のヒップホッパーみたいな方が何かを伝えてきた

英語がわからない僕でも「アメージング」ではなく「ノー！」なのはわかった

走るようにホテルに戻った

そして夕方に坪谷さんが迎えに来てくれた

「キドくん、お待たせ！」

って

そして目的の場所に向かう途中で坪谷さんは自分がなぜアメリカにいるのかとか夢の話をしてくださった

僕はいつの間にか坪谷さんをソウさんって呼んでいた

でもそんな話をしてくださったのに当時の動画を見直すと僕は夢の話どころか愚痴を言っていた

「1人でアメリカに来なくてはならなかった」

「飛行機でオレンジが通じなかった」

愚痴というか文句だ

そんな僕をソウさんはアテンドしてくださった

そして色々な僕の人生において宝物になる話をしてくださった

それから日本に帰ったあともちょくちょく連絡をくださっていた

僕がおかしい雰囲気のときは電話などもくださることがあった

僕もこの素敵で尊敬する方の事をずっと見ていた

そしてこんなやりとりをする事もあった

こんな冗談を言っていた次の日にアップされたブログ

そこにはまた夢が叶った瞬間が載っていた

この方はまた強く強く願って、諦めず、必ずやれると自分を信じていてチャンスの為に自分を磨き続けて叶えたのだ

かっこいい男の生き様をまた見せていただいた

そして僕が1番言いたい事は

アメリカでは「ライド　アンド　ドライブ」って言うらしい

本当に勉強になった。

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