僕が好きな人
先日、夕方ぐらいにボーっと空を見ていたら何だかノスタルジックな気持ちになって昔を思い出した
忘れていた事がいきなりフラッシュバックしてきたのだ
そしてそこから僕は自分が好きな人はこういう人なんだって思った
僕は基本的に面白くてノリがいい人が好きなのである
そういう人は時として思ってもないところで気持ちを楽にしてくれる
あれはもう今から20年近く前
僕は家族が大好きだった
そして家族が減るという事が生きていくうえで1番つらいことだと考えていた
祖父がガンになった
年齢的にもう治療するという選択肢はとらなかった
泣きながら家族に伝える父の姿に頭が真っ白になった覚えがある
僕はそこから家族が減るというリアルが目の前にあらわれたのだ
小さい頃からそれだけが恐怖だった
コント番組で葬式のコントを見ただけで涙がとまらなくなって祖父のそばにいって
「おじいちゃんっていつ死ぬ?」
って聞いたこともあった
祖父は笑いながら
「わからんなぁ。でもダイキよりははやいぞ。」
って言っていた
「それはイヤ!!!」
って言った覚えもある
僕は小さい頃に変わっていたから毎日、神様にお願いしていた
対価を差し出さないと願いは叶わないと思って差し出してもいた
「おじいちゃんが死ぬ時は僕も死にます。僕に死なれたくないならおじいちゃんを長生きさせてください。」
この健気な姿に今では笑える
そんな祖父が僕は二十歳ぐらいのときにガンになって日に日に弱っていった
二十歳にもなっていた僕は小さい頃の願いの効力もいよいよ切れちゃったかみたいに思っていた
そして最期の瞬間近くにメールが入った
当時はメールだった
「ダイキ、今、暇?」
こうだった
今は自分も死んじゃっている工藤からだ
僕はこう答えた
「俺が暇なのか暇じゃないのかは工藤、お前自身で判断してくれ。今、目の前でおじいちゃんが死んだ。さぁ、俺は暇か??」
そしたら
「ごめん。」
って来た
僕はあの時の工藤からのメールよりタイミングの悪いメールをもらうことは金輪際ないと思う
でも気持ちが少し楽になった
お前なぁ・・・空気読めよ・・・うちのじいちゃんが悪い状態なの知ってただろ・・・
って思いながらも僕の気持は楽になった
なんか今考えれば笑えるし自分ももう死んじゃっていることも笑える
この空気の読めなさ、僕は好きなのだ
それから僕は一対一の連絡に関してはまったく空気を読まないようにしている
そういったものが時として人の気持ちを楽にする
少なくとも僕は楽になった
これからも笑っていこう
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KIDO DAIKI
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