菱田さんの新たな一面
「ちょっと週に1回ぐらい夜にお店を使うでね」
菱田さんから言われた
いや
菱田先生から言われたのだ
なんか菱田先生が週に1回ぐらい美容学生に技術指導をするらしいのだ
僕は菱田さんの同級生だ
この同級生がどんな指導をするのか気になって仕方なかった
イメージ的には生徒に負ける先生
「先生!出来ない!!!」
って言われて
「ごめんなさい・・・」
って言いそうなのだ
でも
「私は厳しいよ」
って言っていた
とりあえず僕は何か用事があるふりしてお店に残ろうと思った
でも筋トレなんてものの1分で限界がくる
「あと、お願いします」
って言ってそそくさと家に帰った
そして次の日にどんな事を教えたのか聞いてみたのだ
その日、教えていたのはオールパーパスみたいだった
要するにパーマを巻く練習
そして生徒さんは
「厳しく言ってくれてありがたい」
って言ったらしいのだ
「菱田さんって厳しいんだ!!!」
って笑いながら言ったら
「だってそうしないとかわいそうじゃん」
って真剣な目で言ってきた
まぁさすがである
本当の優しさなんて厳しさの中にしかないと思うのだ
菱田さんは絶対に国家試験に受かってほしいのだ
まず絶対的に最初に教えたのは『時間』らしい
まったくもってその通りだと思うのだ
どんなにキレイに巻けていても時間がオーバーしたら0点なのだ
「時間は間に合わなかったけどキレイだね」
なんてものはこの世界にはないのだ
時間に入らなければ評価対象にもならない
これはここから仕事をやってくうえでも絶対的なものだ
僕たちの仕事はお客様の『時間』をいただく
2時間の目安の技術を3時間かけてやったらお客様や周りの評価は関係なく僕は美容師の中では0点だと考える
「じっくり時間をかけてくれてありがとう」
なんてものはないのだ
お客様の人生のタイマーを削っているのだ
その1時間あれば色々な事ができるのだ
時間への厳しさは日頃から菱田さんからは感じていた
時間と整理整頓などの部分に関しては僕が今まで出会ってきた美容師さんの中ではトップクラスに厳しい
遅刻なんてしたのを見た事がないし掃除ではいつも僕は注意をうける
これは人としての絶対的なものだ
僕も仕事に関しての遅刻にはめっちゃ厳しい
アシスタントの頃でも遅刻ばかりする先輩に社会人としておかしいと偉そうに言っていた
店長の遅刻が続いた時は店長をやめてほしいと偉そうに言った事もある
でもこの考えは今でもこれっぽっちも変わっていない
どんな完璧に仕上げても時間に間に合わなかったり遅刻をしてきたのであれば0点なのだ
美容師が好き、技術がキレイ
そんなの全く関係ない
0点なのだ
そこには言い訳の余地はない
偉そうに人の時間を削るなよ!!!!!なのである
だから菱田先生がまず時間を教えた事はさすがだと思った
そして聞く感じでは結構、厳しかった
でも菱田さんみたいな人は生徒が合格すると一緒に泣くんだと思う
こういうのが本当の優しさなんだと思う
まぁ頑張って
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KIDO DAIKI
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