潜入調査

お客様は僕がこんな会話をしているのを耳にした事があるだろうか？？

「僕、新しいパーソナルジムに行くんですよ！」

そしてこう思ったはずだ

「お前、いつ行くんだよ！」

やれ、忙しい

やれ、身体が痛い

最終的にはおばぁちゃんが亡くなったからという理由まで持ち出してずっとそのジムに行かなかったのだ

それを見かねたお客様が

「もうこの日に行きます！決定です！」

と僕のそのジムに行く日にちを決めてくださったのだ

本日はそのパーソナルジムの潜入レポを書いていこうと思う

本日は文章のみでお伝えしていく

撮影禁止だったわけではない

ただただ僕が写真を撮り忘れただけだ

まず僕は小雨が降る中、そのジムにむかった

場所は知っていた

お店から１０分もかからない場所だ

昔から知っている地元の道

でも僕は迷ってしまったのだ

頭の中の道がまったく繋がらなくなっていた

ジムに着くと楽園が広がっていた

映画館のような大型ビジョンにブルピンのＭＶが流れていたのだ

僕はブルピンが好きなのだ

でもおっさんが韓国アーティストを好きというほどダサいものはない

無理して若い子にあわせているのがとっても滑稽になってしまうのだ

でも僕のテンションはマンモスヤッピーだった

でも残念な事があった

トレーナーさんはリサではなく屈強な男の人だった

その方はついてすぐにこう言った

「まずトランポリンで３分間、もも上げをやりましょう！」

これがきつかった

もう３０秒で限界がきた

でも情けないところは見せたくない

トレーナーさんの年齢を聞いたら３つ下だった

僕は言ってやった

「僕が３５歳の時はこんなの余裕だったんですけどね！」

そしてやっと３分終わった

ハァハァ言っているとトレーナーさんが

「サーバーから何でも飲んでくださいね！」

って言ってくれた

サーバーには色んな飲み物があった

お茶、水、アミノ飲料

なんならホットまであった

「こんな場所でホットなんて飲む人っているんですか？！」

って言いながら僕は他の飲み物を飲んだ

それから大縄をバンバンやって丸っこいのに乗って足をシュッてやった

もう本当につらかった

どれもそんなに長い時間ではないはずなのに永遠に感じた

そしてまた終わったらドリンクを飲んだ

それからボクシンググローブをつけさせられた

男子がテンションがあがるものの２強はリボルバー式の拳銃とボクシンググローブだ

それをつけたのだ

僕はテンションがあがったのを悟られないように

「なんかオシャレだな」

って言った

グローブにオシャレもクソもあるはずもない

最初はサンドバッグをたたいた

そして次はトレーナーさんのミット打ちだ

めっちゃいい音がなった

これで殴るほうはやる気がみなぎっていくんだと思う

普通はね！！！！！

でも僕は知っていた

もう殴るチカラがなくなっていたのでトレーナーさんが僕のグローブをミットで叩いてくれていた事を・・・

そして次は２階に上がることになった

ここでは筋トレらしい

なんか重いやつを持たされた

「何キロの持ってますか？」

って聞かれたから

「１０キロです」

って言った

でも実は持っていたのは８キロだった

そしてそこから腹筋や背筋をやった

もう限界はこえていた

一通り終わってから

「次は交代ですね」

って言ってトレーナーの足首をつかんで腹筋をしてもらおうと思ったら逃げられた

そんな感じで初回のトレーニングは終わった

僕は絶対に何か理由をつけていかなくなる気がしたので先の料金まで払ってきた

「こんな事をされた方は今までいません！」

って言われた

みんな、これをしなくても続けれるのはすごい

まぁこんな感じで週一ぐらいは頑張ってみよう

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