シャインマスカットのアイデンティティー

高校生の時に担任のおじいちゃん先生が
「みんなアイデンティティーを持ちなさい」
ってしきりに言っていた
当時の僕たちは言っている意味がこれっぽっちもわからずにその言葉を連呼するその先生の事をアイデンティティー先生って呼んでいた
アイデンティティー先生はその年に定年を迎えて教師を退職した
ということはアイデンティティー先生の教師としての集大成の言葉が
「みんなアイデンティティーを持ちなさい」
だったという事になる
たぶんあの先生が映画を作るとしたら“君たちはどう生きるか”を作るだろう
最近、こんなニュースを観た
今年は果物の収穫が豊作で中でもシャインマスカットの値段が安くなっているという事だった
そしてふと思った
「今年ってSNSでシャインマスカットをアップする人がいないぞ・・・」
SNSに何かをアップするという事は大抵の場合は意味がある
刹那な時間に生きている現代人
倍速で動画を見るほど生き急いでいる人たちは意味のない投稿に使える時間なんて皆無なのだ
シャインマスカットにすら意味がある
でも今年、わかってしまったのだ
値段が安いシャインマスカットはダメなのだ
SNSにアップする価値に値しないのだ
シャインマスカットのアイデンティティーは“味”ではなく“値段”だったのだ
「シャインマスカット美味しい!」の投稿からオブラートを取り外すと「こんな高いシャインマスカット食べてる自分ってどう??」になるのだ
きっとシャインマスカットは泣いている
今年、メッキが剥がれて泣いているのだ
でもそれは自分で貼ったメッキではなく周りが貼ったメッキ
きっと自分では自分のアイデンティティーは味だと思っていたに違いない
高級なものには高級である意味がある
最近、どこかの国で400円の世界一まずいという審査をくだされたワインのラベルを変えて値段もいわずに他の大会に出したら優勝したというニュースを観た
このワインのアイデンティティーは低価格ではなく味だったのだ
なんかとても笑顔になれるニュースだった
そしてアイデンティティー先生・・・
お元気ですか?
僕はアイデンティティーを持てたと思いますか?
そしてここまでブログを書いてきましたけど僕のアイデンティティーの理解ってあってます??
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