遺書
朝起きてまずする事
僕はまずインスタのストーリーを見る
そこには
一緒に富士登山に明日から出発するもみーが準備をする様子がアップされていた
先週、引っ越したばかりの綺麗な家で準備をしていた
もみーは将来、いとくんに言うのだろう
「君が0歳の時に引っ越して富士登山もしたんだよ」
もう1つのストーリーを見た
一緒に富士登山に明日から出発するりくとが歩いていた
僕は正直、ギリギリでりくとは
「僕、やっぱりやめる」
って言うと思っていた
りくとは小学3年生
あの頃・・・
たぶん両親が今のりくとの姿を願っていた
あの頃、靄がかかっていた姿
今ははっきりとしている
まぁおじさんは
いつもとかわらないのであろう
「3人を登頂させるのが目標」
なんて偉そうな事を言っていた
まぁ若い僕たちは
富士登頂のチャンスはまだまだある
でも老い先短い・・・
いや、言葉が悪かった
ボロ雑巾のようなおじさんの目標を叶えるのは最後かもしれない
僕の目標はいつしかおじさんの目標に変わった
僕が富士登山にむかて1ヶ月前からやっていた事
トレーニングこそ1回しかやらなかった
しかし早寝早起きは心がけた
なんせ出発の日は5時起きだからだ
誰と遊びに行くわけでも飲みに行くわけでもなく山に全てを捧げた
僕が若い頃
今の自分の姿に憧れはもってなかった
美容師になってかわいい女の子とウェイウェイ言って水着ギャルがいるお店でテキーラを飲みながら「美容師、最&高!!!」ってサングラスをかけて言いたかった
なのに・・・
真逆だ
あの頃の僕が今の僕を見たら頭を抱えると思う
なんか頑張ろうとしているのだ
もっとスマートに生きたかったのだ
自然とは真逆の生き方をしたかったのだ
なのに・・・
人生はわからない
家に帰れば母が毎回、僕の顔を見るたびに
「私も若い頃、富士登山をしたことがあって・・・」
って富士登山ゆえにマウントをとろうとしてくる
でも
「普通は富士登山したくても一緒に行ってくれる人なんていないんだよ。本当に周りの人たちに感謝だよ。」
って言われる
本当にそうだと思う
酔った勢いで
「富士山に登りたい」
って言ったら
登ることになっている
そういえば僕は少し潔癖がある
山小屋が本当に嫌なのだ
「山小屋が嫌!!!」
っておじさんに言った
そしたら
「木戸くん、大丈夫!!!おじさんが隣りに寝てあげる!!!」
って言われた
おじさん、そういう事じゃねぇ・・・
こんな感じでいよいよ明日、登山だ
菱田さんに
「靴を慣らしたほうがいいんじゃない??」
って言われて今日は
こんな感じで営業している
見るからに富士登山である
「木戸さんって何かやるときって周りを本当に巻き込んでいくよね・・・」
って言われた
これが僕の求心力ってやつだ
でも本当に山はなめてはいけないと思っている
だから大事な人には手紙を書いた
部屋の掃除もした
身辺の整理だけしてから行ってやろう
僕が好きっていう人はちゃんと僕が行く前に伝えたほうがいいですよ
山をなめたらいけません
2度と僕に会えないかもしれません
そういえばリュック
パンパンです
この中には
山小屋でやるゲームが入っています
山をなめんな!!!!!!!!!!!!!
それでは皆様、ごきげんよう
あっ。今日は営業してますよ
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電話をする時間がないときは是非!
Assure hair resort
TEL:0120-927-254
豊橋市牟呂外神町15-7
定休日:月曜日 第2.第3火曜日
HP:www.assure-hair-resort.jp/
Twitter『@assure522』
KIDO DAIKI
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