最近、多いカラーの質問について
僕の中でこれぐらいの時期はカラーシーズンです
初カラーやカラーチェンジが１年のうちで１番多いシーズンです
ここで最近、質問が多いカラーについての事を書いていきます
白髪染めやカラーのもちについてです
まずはじめに僕たち３０歳オーバーの美容師についてお話をさせてください
僕たちの年代の美容師がカラーの勉強を始めた１５年ぐらい前
そんなにカラーで表現できる幅が少なかったのです
例えば最近も多い
透明感のあるカラー
耳なじみのある表現をさせていただくなら外国人風カラー
こういうのをやるのは難しかったのです
こういうのができるカラー剤がなかったし需要もなかったからです
カラー剤はどんなものでもブラウンが最初からミックスされていたのです
例えば“アッシュ”ってカラー剤でも実際は“アッシュブラウン”だったわけです
僕たち世代の美容師はブラウンミックスさせたカラー剤で勉強をしてきました
もっとアッシュを強くしたければただのブルーのカラーを足すみたいな感じです
これって絵の具みたいなカラーなんですぐにとれちゃうんですよね
だからイメージとしてはカラーの色持ちをよくする為の繋ぎがブラウンだと思ってください
社交的な人間のブラウン君です
僕がブラウン君なら左のカミ君と右のアッシュ君を繋ぎ合わせています
あくまでイメージですよ
実際の科学者が見たら怒る表現かもしれません
ただイメージです
でもだんだんとブラウン君が邪魔になってくるのです
「お前がいるとアッシュ君の存在が薄れるんだけど・・・ちょっと前に出すぎじゃない？？」
こうカミ君に言われるわけです
だからここ数年で出たカラーはブラウンが入っていない、もしくはブラウンが少ないカラーです
ブラウンが必要ならブラウンを足す感じなんです
美容師が髪を見ながら足すんです
考えるのです
どれぐらい入れれば色の持ちと色の出方がベストなのか
どこにベストの色味をもってくるのか
考えながらブラウンを足したり足さなかったりラジバンダリなんです
この時代にラジバンダリが出るとは思わなかったですよね？？
という感じでブラウンが少ない色ほど色持ちが悪かったりしたりもあるんです
鮮やかな色ほど抜けやすいのです
さてさてここで明るい白髪染めの話をします
明るい白髪染って冷たい太陽って言っているようなものです
真逆なんです
白髪ってめっちゃ明るい色です
例えば
この髪をもっともっとブリーチすれば白髪になります
明るい色っていうのはそんなに白髪に色が入れれません
色素が弱いのです
色素を濃くすれば暗く見えますからね
だから白髪を染めるにはある程度の濃い色素
もっと言えばブラウンも必要です
僕は白髪が多いです
だから明るい色やアッシュ系にしたい場合はよく見ると
そんなに白いところは染まってないのです
染まってないのを生かすためにウィービングも１つの方法です
あえて染まりが薄いところを全体に散らして根元だけに目をいかせなくします
ということは色が薄いしブラウンが少ないのです
でも明るく見えます
どうしたいのか？
どれがベストなのか？
僕たちにご相談ください
プロなんです
カラーのプロなんです
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KIDO DAIKI
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