ノスタルジックな風に吹かれて

先日、こんなニュースを見た

LINEの誤送信が取り消せる機能がもうすぐ実施されるようだ

遅せぇよ！！！！！！！

僕は誤送信によって消えていった数々の恋を思い出した・・・

どんどん世の中は便利になっていく

それによって少しだけさみしく感じる部分もある

カツセさんの記事を読んだ

そして僕も自分と照らし合わせて何だかノスタルジックな気分になった

そしてツイートした

見事にみんなから無視された

無視されたのでこの感情を本日のブログにぶつけようと思う

ポケベル時代

僕がネットと出会ったのは中学生ぐらいだったと思う

今はまったく見る事がなくなったポケベル

受信しかできない

送信は電話から行う

休み時間には学校の公衆電話に列ができ公衆電話が使用禁止になったのは言うまでもない

文字を番号で打つ

打っている間も電話料金がかかる

早く打つと安くなるため普段から電話と同じ配列のテレビのリモコンで早打ちの練習をした

ここまで人生でまったく役に立たなかった練習はない

そしてより早く打つ為に独特な語呂あわせが生まれた

０８４０(おはよう)　０８３３(おやすみ)

１１＝あ、２１＝か、このように打っていた僕らには早打ちとしては画期的だった

PHS時代

高校生になって僕らがまず手にしたのがPHS

ピッチと呼ばれていた

僕の周りではDDIという電話会社のピッチが流行っていた

この流行りというのがとっても重要だった

他社間でのメールができなかったからだ

今でいうとドコモからソフトバンクにはメールが送れないみたいな

だからあわせないといけない

そして今のようにスマホケースなんてなかったから個性はストラップで出す

キティサン(キティちゃんのサンダル)にキティちゃんのストラップというのがモテる為の最低条件だった

ちなみに僕はみんなと違うキティサンを履きたかったから健康サンダルのキティサンを履いていてかなり健康優良少年だった

そしてピッチよりも大きいストラップをつけていた

そして電池パックにはプリクラが貼ってあった

電波がよくなるアンテナも流行った

携帯時代

高校２年生ぐらいになると携帯が出てきた

僕の周りはイドーの携帯が流行った

これもピッチと同じで他社ではメールが送れない

携帯なのでネットも見ることができない為、やることは電話かメールぐらい

だからメールが送れないのは致命傷

僕は父親の会社の関係でドコモを持っていた

メールの為にプリケーも持っていた

プリペイド携帯

コンビニでチャージしていた

そしてメールには文字制限があった

だから自分の気持ちを伝えるのは短文

長くなってしまいそうな時はｶﾀｶﾅﾊﾝｶｸﾃﾞｶｸ

でも何だか外国人からきたメールみたいになってしまっていた

ﾅﾏｽﾃ

でも本当に短い文しか書けなかった

PC登場

うちは父親の関係もありかなり初期のノートパソコンを持っていた気がする

でも今とは違って電話回線でPCを繋いでいた

あの繋がる時の何ともいえない機械音

繋げている間は電話が使えなくなっていた

なので使うのは深夜

でも使いすぎると電話料金が・・・

そしてポストペットのモモ

僕のモモはどこかにお出かけしたまま帰ってきてない

そして謎のサイトで音楽のダウンロード

ミスチルの名もなき詩の『言葉では足りん』バージョンに感動した

スマホ登場とこれから

そしてスマホが登場した

SNSもミクシィぐらいしかなかった時代からかなり進化した

ミクシィでの初ブログなんかはブログと呼べるものかもわからないぐらいのもの

『ミクシィでブログはじめます！！！』

みたいな・・・

ミクシィだってはじめは完全な紹介制だったから誰かの紹介がなかったらはじめる事ができなかった

今みたいに簡単にブログを書くような感じではなかった

プライベートを載せるのにも抵抗があった

それが今や様々なものがある

そしてよく歳が上の人のほうが文章が長いとか言われがちだが僕らの世代は短い時代を生きてきた

なるべく簡潔に伝えなければいけなかったポケベル時代

文字数が限られていてコミュニティにも縛りがあったPHS、携帯時代

僕たちはその時の感情をなるべく短い言葉で使える方法を探した

もっと長く書けれればもっと伝わるのに！！！！って歯がゆい思いをしながら

そんな時代を経験して今に至る

今は文字数もそんなに考えずに想いを伝えることができる

でもできるようになった今、世の中は長い文章を嫌う

LINEなどのやりとりは簡潔になってきた

スタンプだけで続いていく会話

これを会話と呼ぶかどうかは今の僕にはわからない

感情のない(笑)や愛のないハートが並ぶ

やりとりが簡単になったぶん、文字の羅列から感情を読み取るのが難しくなってしまった

あれだけ「もっと長い文章のやりとりができたら！！！」って思っていた僕たちもスタンプを送りあっている

秘密の話は会って話す

こんな数年前とは逆の考え方になっている

これだけ嘘っぽい感情が溢れているこの時代に僕たちはどうやって感情を伝えたり感じ取っていくのだろう・・・

それはやはり“会う”という事が大切なのかもしれない・・・

そんな事をふと思った

こんな事を長文で書く僕って本当にオシャレ

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