声を聞く行ってみる

今でも答えが見つからない話


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いきなり先輩がカラーをしにやってきた

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いや、なんかのネットで予約してくれたんだけどそんなネット予約をやっている事すら僕らでも忘れていたネットサイト

ネット予約があるとそのサイトから電話があるというデジタルなのかアナログなのかわからないサイト

先輩がお店についた瞬間にそのサイトから予約の電話が入った

もっと早く電話して!!!!!!!!!

すいていてよかった

先輩には

「こんなにすいてて大丈夫なの??」

って言われてしまったが・・・

僕が働き出した15年前にもうスタイリストだった先輩

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大先輩ってやつだ

もう10年前に美容師はやめていて今は主婦

お会いするのも5年以上ぶり

たぶん僕ら世代より厳しい修行時代があった世代だと思う

昔話に花が咲いた

そしてある話を思い出した

僕はこう呼ばれることが多かった

『ゆとり世代』

本当のゆとり世代はもっと下の世代だけどこう呼ばれた

たぶん悪い意味で・・・

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基本的に仕事は仕事でプライベートはプライベート

お店を一歩でも出ればスタッフと話をするのも嫌だった

だから食事の誘いはすべて断った

「用事があるので・・・」

最終的には誘われもしなくなる

そして口だけは一人前だった

本当に仕事ができなかった先輩に

「ダメ人間ですね」

って茶化して殴られた事もあった

今、考えたら恐ろしい・・・

よく、独立まで面倒を見てくれたよな・・・って思う

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ここで今でも本当に何が正解なのかわからない出来事を思い出した

今、僕がその時間に戻れてもどんな事を言うべきなのかわからない

『スタッフの退社問題』

僕は基本的なスタンスとしては美容界を盛り上げようなんて熱い気持ちはこれっぽっちもないしどんどん美容師のネガキャンして美容師人口が減ればいいと思っている

ゆくゆくは美容師が僕1人だけになればカット料金なんかも100万ぐらいいただこう!!!!って考え

これは昔からそうだけど仲間に対してはちょっと違う

やはり一緒に夢を志す同志とは一緒に頑張りたい気持ちになる

あれは23歳とか24歳ぐらいの時

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僕は新店のオープニングメンバーに選ばれた

ありがたい事にこの経験をさせてもらえた

男性2人、女性4人の6人の店だった

オープンして間もなく1人の女性スタッフが来なくなった

“飛んだ”ってやつだ

そのスタッフは年齢は一緒だったけどもうバリバリのスタイリスト

だから担当させていただいていたお客様にも迷惑をかけていた

僕はどうしてもこの“飛ぶ”という行為が許せなかった

たぶん彼女は精神的な病気だった

来る日があったり来ない日があったり来ても途中で帰ったり

だから彼女を除いた5人でミーティングが行われた

『彼女をどうするか?』

こんな議題だった

いや、この議論の答えは決まっていた

『病気だからみんなでフォローしていこう』

これだった

病気だとわかっていても僕は納得がいかなかった

病気になったのってその人の責任じゃん!!!!!!!!

当時はこう本気で思った

全然、その病気のことを理解してなかった

数年後、うちの父もなるんだけど・・・

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でもこのミーティングにすら僕は否定的だった

フォローしていこうって空気が最初からあったのだ

でも僕は

「やめさせればいいと思う」

これを言い続けた

お客様にも迷惑をかけていたしスタッフにも現に迷惑がかかっている

こんなミーティングする時間があるならやめさせて他の事に時間を使おう!!!って本気で思っていた

『彼女をどうするか??』が議題だったはずがいつしか『木戸の説得』に変わっていった

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僕はガキなので一切、譲らなかった

オーナーにも説得された

「気持ちはわかる。でも理解してくれ。」

僕は嫌々、提案を受け入れた

でも復帰した彼女はすぐに退社した

「ほら、無駄だったじゃん。」

本気で思った

でも『ほら』って思っているという事はだぶん僕はフォローできる空気ができていなかったんだと思う

僕だけ気付かないうちに否定的な態度をとっていたのかもしれない

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“たられば”を言ったって仕方ない

それはわかっているけど彼女のフォローをもっとしていたら続いていたかもしれない

それでも辞めていたかもしれない

数年後、彼女とたまたま会ったときに

「木戸くん、久しぶり!!!」

って笑顔で手を振ってこっちに来てくれた

いかにもキャリアウーマン風のスーツを着て

僕は何が正解だったのか??

これは今でもわからない

『美容師』がすべてではない

でもやはり仲間が減るのはさみしい

でも迷惑はかけてはいけないと思う

見切りをつけるのも大事だと思う

僕の今の気持ちのまま当時に戻れたら僕はなんて言葉をかけるんだろう??

「フォローするから続けなよ!」

「他の仕事を探したほうが楽しくなるよ!」

「自分のペースでやりなよ!」

全然、今でも答えは見付からない

でも1つだけ思うのが

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つらい事もあるけど僕はこうして今でも相も変わらず美容師をしている

カットしている

試行錯誤している

僕は楽しい

色んな想いと色んな考え

そして色んな未来がある

ベストな選択肢をしてきたかなんてわからないけど色んな人と色んな道で会ってきた、すれ違ってきた

これからもそうだと思う

でも笑顔でまた会えるのが1番素敵なんだと思う

当時の事の答えはまだわからないけど僕は僕で一生懸命に・・・

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先輩に

「何時に終わる??」

って聞かれて時間を答えたら

「そんなにかかるの??」

って文句を言われて1時間で仕上げでもダメなのかよ・・・とは思いながら初心にかえれた

そして

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「いい色ですね!!!!!!!!」

って先に言った

先に感想を言われる前に・・・

こんな感じで僕は今日も美容師です

 

 

 

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KIDO DAIKI

KIDO DAIKI

代表Assure hair resort
お客様の”キレイ”のトータルなサポートをさせていただきます。 全てのスタイルはケアをもとに成り立つという強い想いをもち、ヘアケア、スキンケア共に最大限の力を注いでいます。

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2017-12-08 | Posted in きど論。No Comments » 

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