①物理的・・・ドライヤー、アイロン、ひっぱり、ブリーチなど
②化学的・・・シャンプー、カラー、パーマなど
③生理的・・・栄養障害、病気など
④環境・・・紫外線、乾燥など
今回は②の化学的なものをピックアップします
髪の毛はタンパク質でできています
そして弱酸性です
髪が濡れたりカラーしたりパーマしたりするとアルカリ性に近付くため・・・
髪の表面のふたがひらき中からタンパク質が逃げていきます
どれくらいなのでしょう?
計算します
シャンプー1回 タンパク溶解度0.03%
パーマ1回 タンパク溶解度0.3%
カラー1回 タンパク溶解度3%
わかりづらいですよね!?
髪の毛で説明します
実際に抜けるわけでなくそれだけのタンパク質が流出したと考えてください
人の髪の毛は約10万本・・・
なんてこった!!
髪の毛であらわすとすごくないですか!?
そしてこう見ると
カラーはパーマのダメージの約10倍ですね
これはカラーをしないほうがいいという話ではございません
カラーのやり方とお手入れが重要って事なんです
僕らがお店でカラーをするとき塗り分けます
だって根元、中間、毛先は絶対に同じ色ではないですから!!
例えば明るくしたい場合…
でも毛先までは明るくしたくない場合ってありますよね
だから根元は少し強い薬
これは根元にはほぼもとからのダメージはないですから!!
中間はカラーを入れる薬
明るくしないのでダメージのもととなるアルカリを抑えられます
毛先もカラーを入れる薬
中間と違うのはダメージですぐにカラーが落ちてしまいますからしっかりと持ちを良くできる栄養剤を補給します
これで晴れて素敵なカラーの完成です
ということは・・・
セルフカラーで1色で行うのはほぼ不可能ですよね
セルフカラーはかなりダメージも大きいので持ちも悪いです・・・
すぐにサロンに駆け込んでくる方は多いです
3000本以上の髪の毛をムダにしちゃってます
でも完全にセルフカラーを否定してる側の美容師では僕はございません!!
伸びた根元だけ塗れるならいいと思いますよ!!
あとはシャンプーでも粗悪なものは洗浄力がムダに高く2~4倍だったりします
さっきの計算式にあてはめると
粗悪なものは1回のシャンプーで60本~120本がなくなる
だから僕は乙女といわれても旅行にマイシャンプーを持っていくんです
簡単にまとめると
カラー > パーマ > シャンプーの順でダメージになります
だったら湯シャンいいのか?
シャンプーを使っていない美容室がありますか????
それが答えだっ!!!!!