菱田さんの存在
「新しいのが出ました!でも○○ちゃんには必要ないかな??」
菱田さんが言っていた
僕とお客様は顔を見合わせて「えっ?」って顔をした
おい・・・
必要ないは言うんじゃない・・・
お客様も笑っていた
必要ないものを紹介しない事はあるけど紹介して必要ないって言うのだ
これって菱田さんがよく言っている
僕ははじめは驚いてしまった
僕が育ってきた環境ではそれがなかったからだ
売り上げばかりに目がいって必要ないという言葉の選択肢がなかったのだ
もしかすると菱田さんは商売人としては失格なのかもしれない
でも菱田さんはそれでいいのだ
それがいいのだ
「そういうところが本当に好き!」
ってよく言われているのを聞く
今朝、友人がこんなつぶやきをしていた
これをオープン当初の僕に言ってやりたい
本当にその通りだと思うのだ
そしてお客様が全然いない美容師にかぎってSNSで輝いているように思えて仕方ないのだ
僕がそうだったように・・・
オープン当初、アシュリはお客様がいなくて困っていた
資金もなかったのでお金がかからずに集客をできる方法を考えたのだ
そこで考えたのがSNSだった
当時はSNSをがっつりやっている美容師はあまりいなかったのだ
そこからは必死だった
すべての生活の中心をSNSにしたのだ
面白いようにブログの閲覧数は伸びた
僕はあの状態で調子にのらないような強い心はもっていない
何かを言えば間違っていても「イエス」と言ってくれる人まであらわれだしたのだ
美容界の中心にいるような感覚にもなった
間違いを間違いって言われてもそれを潰してしまえるような感覚になった
完全に調子にのったのだ
顔をさされる事も多くなった
それはいい意味じゃなかったような気もする
ただ僕はイロモノだったのだ
みんなと違う事をやって目立っただけの存在だった
それも美容師対象にだ
こんな事をやっている僕は
ブログの閲覧数と美容師からの認知度は高かったけどお店のお客様は少なかったのだ
こんな事をしている日でも普通に客数が数名の日なんて多々あった
こんな事をしている場合ではないのだ
めっちゃ客数があるお店に見えていたかもしれないけど全然だった
なのに
これだ
ただただやべぇ
でも僕は
「有名になった」
「有名な美容師にお客様がカットしてもらえるのは優越感になる」
っていう謎の理論武装をしていた
これにストップをかけたのがやはり菱田さんだった
「それってアシュリのお客様に為に本当になるの?」
めっちゃ言われたのだ
「私は為にならないのであったら私の写真は使わないで欲しいです」
これでたぶん気付けた
たぶん菱田さんの存在がなければ気付けれなかったと思う
あれから数年・・・
最近はブログを見て来店されるお客様が多い
数年前は遠くから泊りなどで来てくれる方や美容師は多かったけど近所の方はあまりいなかった
最近は近所の方が多い
でもきっと僕が数年前にめっちゃ見られていたブログを書いていたとは知らない方々
呪いでもかかったかのように毎日、ブログを更新していたとは知らない方々
でも別にSNSの中でだけ有名になっている美容師さんを僕は否定するつもりはまったくない
僕だってそうだったから
SNSの中でも輝けない人はめっちゃいる
でもそれができているのだ
本当にそうだと思う
その通りだと思う
本当に松さんは本質をつく
天才か??
さぁこのブログを松さんは褒めてくれるかな??
あっ
菱田さんがお客様の話を聞きながら泣いてる・・・
本当にそういう奴だ
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KIDO DAIKI
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